【ネタバレ】『魔法少女まどか☆マギカ 叛逆の物語』のやる気のない感想。

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10月29日にまどマギを観てきたので、その感想を。正直な所、全然評価してません。
テレビ版を越えるまではいかなくても、テレビ版と並ぶくらいのものを期待してたんですが。。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「テレビ版をひっくり返した」というのがわかりやすいまとめかと思います。
神・概念になったまどかに対して、彼女を希求するあまり悪魔になったほむら。なるほど、神がいるなら悪魔がいないとねと、しっくりきました。僕がまどか☆マギカに求めてるのって、「殺伐とした意外な展開と苦悩、それらの救済」なので、映画がそうだったかというと、うーん。まあテレビとまったく同じテーマを求めるのはどうかというのはありますが。

それにしても話としての意外性は少ないし、構成のバランスもよくないし、見終わって「うおおおおお!!!!」と感想を書くようなテンションにはなりませんでした。
意外性の点でいえば、「誰の叛逆か」というのを考えれば、まずほむほむになるわけで、仲間内で戦うくらいはあるだろうな~とは思ってました。魔女→悪魔という発展は、悪魔は「なるほど」と思いましたが、ほむほむ魔女化は途中で予想つくし。

前半は映像としては見応えがあるし、まどかが普通に魔法少女として戦ってたり、杏子が普通に学校へ通っていたり、べべがいたり、キュウべぇが「きゅう」としか鳴かなかったりと、細かい伏線はあるものの、正直退屈でした。ファンサービスとして、「みんなが魔法少女として活躍する世界」を丹念に描きすぎたかな、という感。意味ありげなOPは非常に良くて、かなり期待したのですが。

60分くらいたってかな、ほむらがこの世界がおかしいと気づき始めてから、ようやく映画の主題が分かって、物語として緊張感が出てきましたが。。。目玉でもある新しい魔法少女なぎさも中途半端な出方だったし、悪魔になったあとも、何がしたいのかわからん迷走感を覚えました。終わりなの?まだ何かやんの?と。
全体的に内面的すぎるというか、箱庭感が強いんですよね。まあそもそも箱庭の物語だし、ほむほむの内面の物語だから当然なんですが、新しい要素がなさすぎる。
ループものって、「ループからの解脱」がテーマとしてありますが、テレビ版が凄かったのが、単純にループから抜け出すだけでなく、「魔法少女」という物語内の設定さえも解体するという脱構築性が良かったわけで、そういったダイナミックさは映画にはない。
ほむほむ悪魔化→誰かが犠牲になりつつみんなでほむほむを倒しきる、までいけば悲劇性が出て面白かったかもしれませんが、不完全燃焼感が残りました。魔女化したほむほむはかっこよかったし、デビルほむほむのかこええので、フィギュアなったらいいんじゃないでしょうか。

ちょっと気になったのが、僕がゲームとかの最近の映像を見慣れてないのもあるかもしれませんが、わりと画面がぶあああああっとしてて、どれがナイトメアなのか、今誰が攻撃して、どれがその攻撃なのかが迷ったのがありました。ビミョウに何やってるかわからないw
あと、爪にあった月の形のマニキュア?は何だったんだろう。

 

こちらの感想の方が、まとまってて良いです。
ツイプレッション : 無駄が多かった「魔法少女まどかマギカ」劇場版

 

 

あ、一番大事なこと書くの忘れた。

百合は正義。

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