仕事をしていて、「どーしても許せない!」ということがあると思います。
上司の舌打ちをするクセがイヤといった小さい(?)ものから、
ディレが事前の相談もなしに納期を決められてしまって、納期が被ってしまうだとか、
何度注意しても相手が直してくれないだとか。
表向きは「スキルアップのため」とか「新しい事にチャレンジしたい」としていても、
裏向きのホンネとしては日々のそういった小さな「イヤなこと」が積もり積もって、
「もうこんな会社辞める!」となってる人も少なくはないでしょう。
そんな時は、数年後のことを見越して、
「イヤなことリスト」を作っておくと後々便利です。
メリットは主に以下の3点です。
1.あとで見返して、小さいことにこだわってたと気づく
振り返ると、案外小さいことにこだわってたんだなぁと思えます。
イヤだイヤだと思うばかりに、視野狭窄になって余裕がなくなっていて、
余計にストレスに感じてしまう。
それを乗り越えられていたら、成長した、
もしくは心に余裕ができたということでしょう。
いざ会社を辞めて新しい会社に入ったものの、慣れてくると、
最初は居心地が良かった会社のアラが見えてきてしまうでしょう。
そんな時、「イヤなことリスト」 を見返せば、「また同じことで悩んでる」 とか、
「これは乗り越えられた!」 と客観的にチェックすることができ、少し気が楽になります。
「今度はもう少し我慢してみよう」など、新鮮な気持ちになることができます。
2.自分にとって大事なことが見えてくる
あとで振り返っても、やっぱりイヤなことというのは当然あります。
それはあなたがどうしても守りたいこと、大事にしている部分です。
大事なことがハッキリすれば、じゃあどうすればそれを守れるか。
先回りして考えることができるのではないでしょうか。
3.立場が入れ替わった時に身につまされる
「上司のこんな所が気に入らない」というのをメモっておくと、
自分が上司の立場になったときに、非常に身につまされるものがあるハズです。
上司でなくても、デザイナーがディレクターになった時だったり、
自分が外注に出してた時には、
「外注があれしてくれない、これしてくれない」と思っていても、
いざ自分が外注になってみると、
逆に「この程度の指示・予算でここまで求めるなよ」となるかもしれません。
要は立場が入れ替わった時ですね。
web屋は自分自身やお客さんの好みを元にするのではなく、
ユーザーの立場に立って考えることを重要視されます。
とはいえ、普段の仕事でも他の人の立場を考慮できるかというと、
なかなかできないものです。
親の心子知らず
今はできなくても、せめて立場が入れ替わった時には、
「たしかにこの立場なら、ああ言うよな・・・」と納得したり、
逆にされてイヤなことはしないようにしたいものです。
おそらく人生におけるその最大の入れ替わりが、子育てなんでしょう。