フリーランスや一人暮らしの人が、家で救急車を呼ぶ時のマニュアル


家で仕事中、二度ほど呼んだことがあります。昨年も救急車のお世話になったのですが、一人暮らしの人が救急車を呼ぶ時の心得を会得した(?)ので、まとめておきます。
会社で倒れたら、まわりの人がなんとかしてくるかもしれませんが、フリーランスだと家で一人で仕事をしているので、自分で助けを呼ぶしかありません。もちろん、一人暮らしの人でも、休日なら自分でなんとかせざるを得ないです。

自分だけでなく、他人が倒れた場合も、何を救急隊員に伝えればいいか、どんな流れになるのかと全体を知っておくと、多少落ち着いて行動できると思います。
使う機会がない方が良いノウハウですが、いざという時のためにも覚えておくと便利かと思います。


一人暮らしの人が救急車を呼ぶ時のマニュアル

「これ、救急車呼ぶべき?」の判断は都民なら7119へ

東京都の場合は、7199という電話番号で、東京消防庁救急相談センターへ繋がります。迷ったらとりあえずそこへ相談しましょう。
その前に、その症状が
・いつから起きたか
・何処がどんな痛みか
・持病はあるか
・飲んでる薬
・熱があるか
くらいを整理しておくと便利です(そんな精神的余裕があるかは置いといて)。
後述の通り何度か説明する機会があるので、パソコンで打って印刷しとくなりメモしておくと、最悪、自分の意識が途絶えた時にもそのメモを元に、救急隊員がよしなにことを運んでくれるかもしれません。

ただ、7119から直接救急車を呼んでくれるわけではないので、改めて直接自分で119に電話をする必要があります。状態を説明して、ヤバそうならそこの職員の方が「それは救急車を呼んでください」と太鼓判を押してくれるので、遠慮なく呼びましょう。

いざ、119番! そしてその後に

都民の場合は、上記の7199でワンクッションおけますが、そうでない方の場合。
よく救急車を「タクシー代わりに使う」とか、安易な利用が社会問題になっていますが、自分が「助けが欲しい」と思ったのなら、堂々と呼びましょう。ヤバいときはヤバいんです。何より素人には実際どんだけヤバいかの判断はつきません。

119番に電話をしたら、「緊急ですか?」と聞かれますので、とりあえず「はい」と応えて、現在の状態を伝えましょう。プロの判断にゆだねた方がよいです。「自分で病院行けそうですか?」とか聴かれます。
救急隊員が「こら行った方がええわ」と思ったら、名前、住所、電話番号を聞かれますので、ここは痛みに耐えて答えましょう。で、電話を切ったら一安心と思ったら、大間違いです。まだ序の口です。

救急車も、タイミングによっては他の救急患者の元へ向かっていて、すぐ来てくれるとは限りません。僕の場合は所轄の救急車が出払ってたので、隣の区の救急車がきてくれました(たしか)。

それはともかく、救急車で運ばれるため、またその後のための準備が必要です。

救急車に乗るまでに準備しておきたいことリスト

・現金一万円くらい。診療費の預かり金5,000円と帰りのタクシー代

夜間診療だと、その場で会計システムが動いてないので精算できず、とりあえず預かり金としていくらか支払って、後日精算となる場合があります。僕の場合は5,000円ほど当日支払いました。CTスキャンやレントゲン、採血検査などで総計11,000円くらいかかりました。

また、基本的に近所の大学病院なり総合病院に連れて行かれますが、入院しない場合、自分で帰宅する必要があります。車を持ってて、自宅まで送ってくれる家族や友人が近くにいれば別ですが、電車で帰るとしても少々不安でしょうし、後述するように時間がかかるので、終電を逃す場合もあります。タクシーの方が無難です。
とりあえず銀行のカード、クレジットカードなど含めて財布一式ありゃ、なんとかなります。

というか、よく「年齢×1000円はもっておけ」といいますが、1万切ったら補充しておく習慣を身につけておくとよいでしょう。

・保険証

当たり前ながら持っておきましょう。

・お薬手帳、なきゃ飲んでる薬そのもの

これも必須です。どんな症状で、その薬をもらってるかも伝えた方がよいです。いくら医者といえども、どの薬をどんな症状の時に処方してもらってるか、ぱっとわかるものじゃありません。実際、僕の時も先生が分厚いお薬事典的なのをめくってました(ggrksと思ったのはナイショです!)。

スマホと予備のバッテリー

家族・友人・職場への連絡、搬送先の病院から最寄り駅の確認(電車に乗れなくても、タクシーを拾いやすい)など、何かと必須です。あと僕の場合はTwitterで実況してると、わりと気を紛らわすことができて良かったです。

もうちょっとまじめな話をすると、Twitterでの実況は、自分の症状の変化やメモとして便利です。
救急車を呼ぶくらいの状態だと、意識が朦朧までいかなくても、混乱してうまく頭が働かなかったりします。メモより良いのは、ツイートすれば自動的に時間が記録されるので、時間による症状の変化が追える点です。後述しますが、病院についたときに、改めてお医者さんに自分の症状を説明する必要があるので、そういったメモがあると便利です。

フォロワーさんには心配をおかけしてしまいますが、逆に励まされて気力を保てるというメリットもあります。

・着替えの下着、帽子

ここまで用意できたらプロです。
汗かきます。で、汗かいた後なので下着やら服が濡れて冷えます。帰宅時の事を考えて、替えの下着があるとベストです。
あと場合によっては脱ぎますので、(女性の場合特にあるかもしれませんが)あまり見せたくない下着を着用している場合は、事前に着替えておいた方が後で無駄に恥ずかしい思いをせずにすみます。
髪も乱れるので、適当な帽子があると帰り道、恥ずかしい思いをしません。なお僕の髪が乱れてるのはいつものことなので、触れないであげてください。

・家の戸締まり

余裕があれば、まず玄関のカギを開けてから、他の戸締まりをしましょう。
玄関を開けておくのは、当然ながら万が一自分が意識を失っても、救急隊員がすぐ入ってこられるようにです。

・ペットの餌やり

最悪入院することを想定して、多めに水や餌を置いておきましょう。

救急車が来たからもう安心? んなこたねぇよ。

さて、上記の用意をしてる間に救急車が来たら、大助かりです。
ふつーな顔して救急隊員が来ます。わりと事務的です。家出る時に「ちゃんと戸締まりしてくださいねー」とか言われます。そりゃ一人暮らしなら留守になるしな。盛大にパトランプまわりまくりで、ご近所に救急車行った後は留守ってわかるしな。

救急隊員の冷静さは、冷たい対応に思えるかもしれませんが、当然こちらにとっての非日常なのは理解してくれてますから、そこは安心しましょう。何よりドラマみたいなノリで「大丈夫ですか!!」なんて暑苦しく迫られても、かえってこちらが「俺、思ったよりヤバい!?」と焦りませんか?( ;´Д`) こっちにとっては一生あるかないかの危機的状況ですが、あちらにはこれが日常です。仕事です。その道のプロです。

イメージ的に救急車が来たら、すぐ病院に行く気がするかもしれませんが、そんなことはありません(事故とかで外科なら知りませんが)。
症状の確認と問診、それに応じて受け入れ先の病院の手配があります。たまにしばらく停まってる救急車を見るかもしれませんが、それがこれです(たぶん。中を確かめたわけじゃないのでアレですが)。
問診から病院の手配で10分くらいはかかると思います。微妙に不安に思われるかもしれませんが、ふつーのことなので安心してください。

救急車に乗って行き先が決まったら、ようやく半分まで来たと思ってください。本番はまだです。

あと救急車、わりと揺れます。カメラのスタビライザー的に揺れない仕組みにはできないもんなんでしょうか。スタビライザー高いし、すげー金かかりそうだけど。

病院へ到着、こっからが本番。あれこれ検査

救急車呼びました、無事救急車が家に到着しました、病状伝えて搬送先が決まりました。で、病院に着いてからようやく本番

医務室に通され、ここでも病状や飲んでる薬をお医者さんに自分から説明することになります。たぶん意識がどんだけハッキリしてるかの確認と、伝言ミスがないかとかも兼ねてのチェックだと思われますので、119番、救急隊員、お医者さんと3度も同じ説明をすることになりますが、面倒くさがらずにきちんと伝えましょう。

その後、とりあえず点滴、痛み止めの薬などを処方されるでしょう。場合によっては血液検査やCTスキャン、レントゲンなどを撮ります。この結果を待つのに時間がかかります。そのため、夜遅くに救急車を呼ぶと終電を逃す恐れがあるので注意してください。

結果が出た上でまた診察。病名が特定されたりされなかったりします。必要なら薬を処方されます。

入院の必要がなく、様態が落ち着いたら帰宅できます。前述の通り通常の診療時間外だと会計が正常にできないため、預かり金をいくらか払って後日精算となる場合があります。終電が過ぎてる場合もあるので、場合によっては病院からタクシーを呼んで来てもらった方が安全です。

あ、救急車→入院した場合はわかりません。
とりあえずご家族や職場へ連絡が必須でしょう。一日も早い回復をお祈り申し上げます。

救急車は呼んで帰れるまでが長いもの

救急車を呼ぶような場合、焦った変に高揚したり、妙なテンションになってしまうかと思います。
また、当然ながら救急車を待ってる間も搬送されてる間も、非常に時間が長く感じます。
が、不安がることはありません。そんなもんだとわかっていれば、少しは落ち着けるのではないかと思い、このエントリを書きました。
あなたも、僕自身もこのエントリが参考になる機会がないことを祈りつつ、終わります。
健康大事、マジ大事!!

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